オフショア投資をする際に、海外にオフショア口座を開設したいと思うことはあります。
オフショア口座ですと、さまざまな国の通貨を保有できるためです。
そこで、今回はオフショア口座を開設するときの方法について開設していきます。
オフショア口座とは
そもそもオフショア口座とはなんでしょうか?
オフショア口座とは、海外の銀行で開設した口座のことです。
つまり、オフショア口座=海外口座です。
ちなみにオフショア口座でお金を管理したとしても、日本にいる限りは税金を取られます。
オフショア口座に節税などの効果はないことも重要です。
オフショア口座の必要性(メリット)
まず、重要なことなので、オフショア口座の必要性について述べたいと思います。
実はオフショア投資をするために、オフショア口座を開設する必要はありません!
これは、オフショア口座が無くとも、海外のファンドに日本から直接入金すれば良いだけだからです。
実際、私もクレジットカードの引き落としでオフショア投資を行なっています。
では、オフショア口座が必要となるのはどういうときでしょうか?
それは次の2つです。
①預金利率が高いオフショア口座に預金したいとき
②日本という国のリスク回避のためにリスク分散したいとき
たいてい上記のケース以外は、オフショア口座を開設する必要性は低いと思われます。
さらに、オフショアがよくタックスヘイブンの意味で使われますが、オフショア口座から投資をしても、税金はしっかりかかってきます。
オフショア投資について復習したい方は、オフショア投資とは?をご覧ください。
税金に関しては、オフショア投資の税金についてをご覧ください。
なので、オフショア口座から投資をして利益を得ても、日本に在住している限りはしっかりと税金を取られますので、勘違いしないようにしましょう。
オフショア口座の開設
では、それでもオフショア口座を開設したい場合はどうすれば良いでしょうか?
方法は3種類あります。
①現地に直接赴いて口座開設
②三菱UFJ銀行の海外口座紹介サービスを利用
③フィリピン銀行の日本支店で開設
順番に解説します。
①現地に直接赴いて口座開設
①に関しては、香港にてHSBC銀行での口座開設が基本となります。
この際、業者に頼む(現地のIFAの方に頼む)ことが多いです。
英語での取引となるので、自身でやるとしたら困難を極めるためです。
そして、「パスポート」「現住所を証明するもの」が必要となります。
HSBC銀行のオフショア口座を作る方は、2020年:HSBCで口座を開設するには?をご参考にしてください。
②三菱UFJ銀行の海外口座紹介サービスを利用
三菱UFJ銀行では、アメリカとタイのオフショア口座を作ることができます。
(※ただし、タイの口座を作る方は、これからタイに在住する予定がある方に限られます。)
アメリカの口座ならば、郵送でも対応できるそうで便利なサービスです。
詳しくは、三菱UFJ銀行の海外口座ご紹介サービスをご覧ください。
③フィリピン銀行の日本支店で開設
フィリピン銀行は日本に東京支店と名古屋出張所があります。
そして、口座開設にはまず東京支店か名古屋出張所を直接訪れる必要があります。
さらに、必要書類も「パスポート」「マイナンバーカード」などいろいろ用意する必要があります。
フィリピン銀行で口座を作りたいという方は、フィリピン銀行のPNBフィリピンに口座を作る場合を見ていただきたいです。
手数料もそこそこかかりますね…笑
オフショア口座開設の注意点
オフショア口座には、しばらく送金などの動きがなければ口座凍結されるものが多いです。
また、国によって法律なども異なってくるため、扱いには慎重にならなければいけません。
さらに、口座維持費(口座管理手数料)が高いケースも注意が必要です。
オフショア口座は日本よりも高金利なものが多いと前述しましたが、口座維持費と合わせて損隣らないようにしましょう。
口座維持費は銀行によって違いますので、しっかりと確認しましょう。
まとめ
今回は、オフショア口座を開設する方法と、それに関することについて解説しました。
繰り返しですが、オフショア投資をする際にオフショア口座は必要ないです。
本記事でも述べましたが、オフショア口座のメリットは、開設の手間や口座管理のことを考えればそこまでありません。
それでも本当に必要な場合は、口座維持費や凍結基準などの諸条件をよく確認した上で作りましょう。