オフショア投資

オフショア投資とNISAを比較

今この記事をご覧になっている方は、オフショア投資で資産形成したいという方ではないでしょうか?

もちろんオフショア投資は優れている投資であり、余裕があるならば取り組むことが望ましいと私も考えています。

しかし、オフショア投資の他にも資産形成の手段はあります。
そのうちの一つがNISAです。

NISAは国が用意してくれた、資産形成を促すための制度です。

なので、今回はオフショア投資とNISAを比較していこうと思います。

 

オフショア投資とNISA

オフショア投資NISAも同じ資産形成の手段です。

NISAには一般NISAと積立NISAがありますが、今回は長期の資産形成を目的とするので、積立NISAの方に注目します。

オフショア投資と積立NISA、それぞれの特徴を「メリット」「利回り」「安全性」「積立額」の4つの点で比較していこうと思います。

※NISAについて詳しく知りたい方は、NISA(ニーサ):少額投資非課税制度をご覧ください。

それぞれのメリット

まずは、オフショア投資の主なメリットについて解説します。

オフショア投資のメリット

・「積立」
「高利回り」
・「放っておくだけ」

オフショア投資は積立で投資することが出来ます。

オフショア投資が高利回りであることは、オフショア投資は高利回り?オフショア投資とは?という記事で詳細は述べています。

基本的に、日本の投資信託に利回りで負けることはありません。

放っておくだけというのは、一度オフショア投資をやると決めてしまえば、あとの運用は気にしなくて良いということです。

短期で株を取引する場合や、FXなどは毎日チャートや株価の推移を気にする必要があります。
また、長期で株を取引したり投資信託を始める場合も、自ら金融商品の選択をしなければなりません。

オフショア投資では、IFAという方に運用を一任することができ、金融商品の選択もIFAのアドバイスを貰いながら決めることができるので、非常に楽です。

次に積立NISAの主なメリットについて解説します。

積立NISAのメリット

・「積立」
・「利益が非課税」
・「リスクが低い」

積立NISAも名前の通り、積立で投資することが出来ます。

積立NISA(と一般NISA)の1番のメリットは、運用益・分配金に課税されないことです。

日本では株などの投資で得た利益は、基本的に20.315%の税金がかかります。
しかし、NISAという制度を利用することで、20.315% → 0%となります。

ちなみにNISAは、楽天証券SBI証券などで証券口座を開設すれば簡単に始めることが出来ます。

さらに、積立NISAは国が定めた基準をクリアした投資信託にしか積立投資することが出来ません。
これは選択肢が狭まるというデメリットでもありますが、投資初心者からすれば初めから安全性の高い選択肢しかないので、低リスクで投資ができるというメリットでもあります。

それぞれの利回り

次は「利回り」についてです。

オフショア投資の利回りは、前述しましたが高利回りです。

では、積立NISAの利回りはどうでしょうか?

実は、積立NISAはリスクが低い分リターンもあまり高くはなく、オフショア投資に比べたら低利回りです。
とはいえ、年間利回り20%を超えている投資信託も、積立NISAの範囲内にあります。

例えば、人気の高い「ひふみプラス」「eMAXISSlim新興国株式インデックス」という商品は、トータルリターンが20%を超えています。

しかし、オフショア投資にはもっと利回りの高い商品が存在します。
詳しいことはお問い合わせにてお尋ねください。

なので、利回りに関しては、積立NISAも十分ですが、オフショア投資の方が高いという現状です。

それぞれの安全性

次は「安全性」についてです。

オフショア投資は海外の金融商品に投資するのでリスクが高いと思われそうですが、そんなことはありません。

例えば、オフショア地域とはという記事にもある「マン島」の信用格付は日本より上です。(出典:トレーディングエコノミクス

つまりオフショア投資の金融商品の安全性自体は、日本の金融商品と変わらないもしくは日本より安全なのです。

しかし、オフショア投資の危険性は紹介者にあります。

紹介してくれる方が怪しい場合は注意が必要です。

次に積立NISAの安全性です。

繰り返しですが積立NISAは、国が用意してくれている制度で対象となる金融商品も国の基準をクリアしたものだけです。

オフショア投資と同じく積立NISAの金融商品も非常に安全性が高いといえます。

それぞれの積立額

最後に「積立額」ですが、積立NISAには限度額があります。

それは1年間に最大40万円で、期間は最長20年となるので、最大800万円です。
毎月の最低積立額は、口座を持つ証券会社の種類によりますが、ネット証券などでは100円〜、ネット証券でなくとも1,000円〜始めることが可能です。

一方、オフショア投資には限度額はありません。
毎月最低100ドルから始めることが出来る商品もあります。

なので、この点に関してはオフショア投資と積立NISA、どちらから始めても良いと思います。

積立NISAは、そこそこ保守的な資産形成の手段なので、オフショア投資ほど大きな利益は期待できません。

つまり、より大きな利益を狙いたいという方はオフショア投資をオススメします。