投資についての関心がより増えている現代。
その人気は留まることを知らず、将来への不安を拭うことが期待されるインデックスファンドから海外を視野に向けたRL360°まで人気が増えてきています。
そこで今回はRL360°の1種である「Oracle」(オラクル)と「PIMS」について解説していきたいと思います。
情報が多くなる今だからこそ、より分かりやすく書いていますので初心者の方から脱投資初心者を目指す方までさまざまな方が読んでも価値がある記事となっております。
本記事はこんな人にオススメ!
- 「Oracle」という言葉は聞いたことがあるけど詳しくは分からない…
- 日本だけではなく海外の投資について詳しく学びたい!
- 投資について少し興味が湧いてきたけど知識としてまだ不安…
- メリット・デメリットについて端的に知りたい!
Oracle(オラクル)とは?
Oracle(オラクル)はRL360°(ロイヤルロンドン360°)の商品です。
オフショア投資とは一般的に少しずつ積み上げていくものですがこの「Oracle」は貯めた資金により一括で投資を行い、その資金をファンドのポートフォリオに投資するという商品です。
ちなみに投資においてのポートフォリオとは【金融商品の組み合わせ】という意味があります。
「コツコツ貯めていくことよりも、ある程度貯まったらまとめて海外の投資に突っ込みたい!」という方向けの投資であると言えます。
Oracleの概要についてご理解いただけたと思いますので、続いてはメリットとデメリットについてご紹介いたします。
Oracleのメリット
通貨が豊富
「米ドル」「豪ドル」「香港ドル」「ポンド」「スイスフラン」「ユーロ」「円」などさまざまな通貨で投資をすることができます。
縛られる必要がないのは、投資家にとってありがたいことです。
最低投資額はそこまで変わらないのもメリットと言えるでしょう。
投資対象も豊富
運営されている投資商品は約180種類ほどあります。
多くの中からお好きなファンドを選択して運用ポートフォリオを作成して運用することができます。
契約者数は1人or2人
契約者数は少人数から始める事ができます。
人数に縛られることなく、自由にすることができるのです。また1人で投資をするのが不安の場合、2人で投資をすることもできます。(夫婦または親子が原則)
いつでも解約可能
自分に合っていないと感じたらいつでも解約可能です。
多少料金は取られますが、早い段階での解約も行うことができます。
一度入ったら抜けられないという心配はありません。
ファンドスイッチがある
スイッチングとは、投資信託を変更することを言います。
このファンドスイッチングができると運用方針を変えたいと考えたときに投資信託も変更することができるのです。
またファンドの購入と同時に解約をすることができます。
契約年齢制限がない
RSPの場合は契約年齢が65歳までと決まっていますが、Oracleの場合は契約年齢制限の上限がありません。
そのため18歳以上であれば誰でも投資をすることができます。
年齢に関しては幅広い方に対し挑戦しやすい環境が作られていることが分かります。
運用期間は99年設定が可能
運用期間が長いと下記のようなメリットがあります。
- 複利の効果を最大限に発揮できる
- 変動リスクが低減する
- コストの負担が軽減される
- 子供を共同名義人にすることができる
- 収入が安定する
Oracleの場合、99年まで設定が可能ですのでこのメリットはより一層大きなものになります。
Oracleのデメリット
最低投資額が32000ドル=日本円で340万円
ある程度とはどのくらいから始めることができるのか気になっていた方に対して結論を申し上げます。
【340万円】からしか始めることができません。
大切なことなのでもう一度言います。事前に【340万円】を用意する必要があるのです。
普通の社会人がこの金額を貯めるためには数年から数十年の我慢が必要になるでしょう。
「初期費用が必要」なおかつ「高額」という点でOracleの敷居の高さが伺えますね。
手数料が高い
RSP(Regular Savings Plan)の場合、手数料がおおよそ3%なのに対して、Oracleの場合、手数料がおおよそ4%です。
比較して分かる通り、Oracleの手数料は積み立て系の商品(RSPなど)と比べても高いのです。
また手数料といっても契約手数料だけではなく、
設立手数料は初期投資額の1.5%
口座管理手数料は運用資産の1.2%
ファンド手数料は年間で1%
5年以内に解約した場合は早期解約手数料も取られます。
このように投資額が高額なので手数料の金額も高額になっています。
ただ6年目からは手数料が大きく下がりますので継続することができる方が向いていると言えるでしょう。
一括投資しか出来ない
積み立て方の投資とは違い、一括でしか取引ができません。
選択肢が限られており、初心者にとってメリットではないかと思われるかもしれませんが、一括式のみの場合、先ほど紹介した最低投資額の340万円を満たす必要があるためなかなか投資を行うことができないかもしれません。
PIMSとそのメリットとは?
PIMS(Personal Investment Management Service)とは?
ある程度調べた方であればPIMSという単語を聞いたことがあるのではないでしょうか?
Oracleを利用するにあたって大切になってくるこのPIMSとはRL360°(ロイヤル・ロンドン360)が提供しているアーキテクチャー型のプラットホームのことを言います。
分かりやすく言うと、
「世界に存在する金融商品のコードを持っていれば、原則どんなものでも購入できるという口座」です。
また、さまざまな国で買った商品を一つのものにまとめられることから通称「ポートフォリオボンド」と言われています。
PIMSのメリット
マン島の投資家保護法が適応されている
金融機関が倒産することは投資家にとって大きな損害と言えるでしょう。ただPIMSは違います。
仮にRL360°またはマン島登録の金融機関が倒産したとしても「個人資産を別に考える」という法律から投資家の個人資産が無くなることがないのです。
無くなるどころか最大で総資産の90%が保証されています。
これはRL360°の特徴でもあります。倒産するリスクが少ないからできることですね。
世界に存在するすべての商品を買うことができる
「日本にいたら日本の通貨だけ」というような1つの通貨に偏る問題を防ぐため口座を開設した場合は世界に存在するすべての商品を購入することができます。
投資家が複数の通貨を利用しやすい環境を作ることで金融機関も利益を増やすことができるので双方にとってメリットと言えるでしょう。
最後に
今回はR L360°の商品であるOracleとPIMSについて紹介しました。
投資法はさまざまであり、日本に目を向けるのか海外に目を向けるのかでは結果が大きく変わってきます。
利益を生み出すには、現在ではなく先見の明が必要になってきますのでそれぞれのメリット・デメリットを鑑みて自分に合った投資を選んでみてください。