オフショア投資に関して、インベスターズトラスト(ITA)を聞いたことがある方は多いと思います。
そんなインベスターズトラストには、主に2種類の商品があります。
・S&P500インデックス
・エボリューション(EVO)
です。
今回はその中の「S&P500インデックス」について解説していきたいと思います。
そもそも「S&P500」とは?
S&P500はアメリカの代表的な株価指数の1つで、「エスアンドピーファイブハンドレッド」と読み、「スタンダード・アンド・プアーズ500種指数」の略です。
上場している企業から算出された500の銘柄の株価を基に算出されます。
今回紹介するITAの「S&P500インデックス」はこの「S&P500」に毎月拠出し、株価の変動に連動して収益を得られるシステムです。
S&P500の内容
まずは、S&P500の上位10社を見てみましょう。
1位… アップル
2位… マイクロソフト
3位… アマゾン
4位… フェイスブック
5位… アルファベット
6位… JPモルガン・チェース
7位… ジョンソン&ジョンソン
8位… ウォルマート
9位… ビザ
10位… マスターカード
(出典:Yahooファイナンス)2021/04/24時点
大手・有名企業ばかりですね。
特に上位3企業(アップル・マイクロソフト・アマゾン)は誰もが知っている最大手です。
このレベルの企業が集って赤字になるような時は世界的な経済危機が起きている時くらいでしょうから、安心して投資できます。
これから、「ヘルスケア」や「金融」ジャンルの企業が伸びてくる可能性もおおいにあります。
実際、順位の入れ替わりは激しく、10位付近は頻繁に入れ替わります。
世界各国の有名企業の活動や世界的・国際的な経済情勢を勉強しておきましょう。
次にセクター内訳を見てみましょう。
情報技術 …26.7%
ヘルスケア …13%
一般消費財 …12.4%
金融 …11.3%
通信サービス…10.9%
工業 …8.9%
生活必需品 …6.1%
エネルギー …2.8%
原材料 …2.7%
公益事業 …2.7%
不動産 …2.5%
(出典:S&P日本版)2021/03/31時点
「情報技術」や「通信サービス」はわかりますね。
今の時代、広く認知されるような大手企業はほとんどが「情報技術」か「通信サービス」の企業ですから逆に、大手でもなかなか認知されにくいジャンルのパーセンテージは低めで、不動産や原材料、公益事業などは10%を下回っています。
これから民衆の意識が高まればもしかしたら「ヘルスケア」や「金融」のニーズも高まってくるかもしれません。
あるいは、今はパーセンテージが低いジャンルを扱っている企業が情報系・通信系のサービスと連携させると伸びてくることも考えられますね。
S&P500インデックスの主な特徴
では、このS&P500に投資する、ITAの商品の「S&P500インデックス」を見ていきましょう。
S&P500インデックスの大きな特徴は、なんといっても市場の下落によるリスクがないことで、元本確保型と言われています。
満期をむかえたとき、契約年数に応じて、返ってくる元本が保証されています。
つまり、支払った分は確実に返ってくるし、利益が出ればそれだけ大きく収益化できます。
以下が概要です。
・通貨
米ドル$
・最低拠出額
年2,400$(月200$)
・拠出頻度
一年ごと・半年ごと・四半期(3か月ごと)・毎月から選択可
・投資期間
10年プラン・15年プラン・20年プランの3種類から選択可
・元本確保率
10年プラン:100%
15年プラン:140%
20年プラン:160%
元本確保
S&P500インデックスのメリットは、元本が確保されていることだと説明しました。
しかし、無条件で確保されるわけではありません。
元本が確保されるには以下の2つの条件を満たしていることが必要です。
・拠出(毎回のお支払い)を満期までしっかり継続すること
・途中で減額や停止、一部解約をしないこと
一応「条件」とはなっていますが、特に難しい、厳しい条件というわけではないので、普通にやっていれば払った分(+元本確保率分)は確実に戻ってくると考えて良いでしょう。
実質、ノーリスクです。
ロイヤルティボーナス
ロイヤルティボーナスとは、日本の投資サービスにはないボーナスシステムです。
ただ、S&P500インデックスではあまり意識することはないかもしれません。
というのも、元本確保にロイヤルティボーナスが含まれているためです。
ロイヤルティボーナスも元本確保と同じ条件で適用されます。
ただし、10年プランにはロイヤルティボーナスのシステムはありませんのでご注意ください。
各種手数料
プラン手数料 | 月10$ | |
ストラクチャー手数料 | 月:アカウントの残高の0.125% | |
年間管理手数料 | 10%プランの場合 | 2.0% |
年間管理手数料 | 15年プランの場合 | 1.7% |
年間管理手数料 | 20年プランの場合 | 1.1% |
解約手数料 | イニシャルユニット残存期間分相当額 |
シミュレーション
とはいっても、投資活動を始めたばかりの人も多いでしょう。
毎月いくら拠出して(払って)、何年後にいくらになって返ってくるのか、イメージがわかないと始められないですよね。
なので、ここで1つ簡単な計算シミュレーションをしてみましょう。
拠出金(毎回支払う金額)は最低200$。
日本円に換算すると約2万円になります。
200$を1年間、拠出を継続すると
200$/月×12か月=2,400$/年
契約年数は3種類ありますが、利用者が多いのは15年プランでしょうか。
子どもの学資に使うにしろ、老後のための貯蓄にしろ、多くの場合、15年が妥当だからです。
そのため、今回は15年プランでシミュレーションしてみます。
2,400$/年×15年=36,000$
合計で36,000$の金額を支払うことになります。
そして、15年プランでは元本確保率が140%ですから、
36,000$×1.4=50,400$
50,400$は、先ほどお伝えした条件さえ満たせば確実に返ってくる、ということになります。
次に、それぞれ日本円に換算します。
- 36,000$⇒約3,987,832円
- 50,400$⇒約5,526,964円
15年間で最低1,539,132円のプラスです。
年数はかかりますが、ノーリスクで、150万円以上の収益が見込めるのは魅力的です。
「でも、15年も毎回お支払いし続けるなんて、面倒くさい!」
このように思う方も多いでしょう。しかしご安心ください。複数回分をまとめて払う、ということもできます。このシステムを利用すると、一回の拠出金は大きくなりますがお支払いの回数を減らせますよ。
まとめ
今の時代、投資に関する商品・サービスは数えきれません。
日本のみならず、世界各国で多種多様なシステムが作られており、当然それらの中には日本のシステムには見られないシステムもあります。
質の異なる商品やサービスが数多く存在するため、自分に合ったものを見つけ、収益を伸ばしていくのが非常に困難です。
しかし、そうはいってもきちんと理解して正しく運用すれば、どれも収益化できるものばかりなので、収益を伸ばすためにしっかりと学びを継続しましょう。