資産運用

【オススメ3選】三菱UFJ DC 海外ファンド

三菱UFJのDCに興味はあるものの、どのファンドを選ぶべきかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事では現役の機関投資家である筆者がおすすめする三菱UFJのDCで投資可能なファンドの中からおすすめのものを3つご紹介。

三菱UFJでDCを始めようと考えている方の参考になること間違いなしなので、ぜひご覧ください!

具体例

この記事で紹介するファンドは以下の三つになります。

  • 三菱UFJライフセレクトファンド(成長型)
  • 三菱UFJ<DC>外国株式インデックスファンド
  • 三菱UFJ<DC>J-REITファンド

これからそれぞれのファンドの特徴や魅力について説明していきます。

三菱UFJライフセレクトファンド(成長型)

まずご紹介させていただくのが、「三菱UFJライフセレクトファンド」というファンドになります。

上の表はファンドの基準価額推移を示したものになります。

基準価額というのはファンドの価格のようなもの。

ファンドが利益を出せば基準価額は上昇し、損失を出すと基準価額は下落するというイメージを持っておけばOKです。

上の表を見ていただいてわかる通り、一時的に基準価額が下げる場面もあるものの、長期的に見れば安定的に上昇していっているのがわかるかと思います。

このライフセレクトファンドは、内外の株式・債券を実質的な主要投資対象とし、リスクの軽減に努めつつ中長期的に着実な成長を図ることが目的とされています。

つまり、株式と債券どちらもファンドの中に入っているということが特徴的なファンドということです。

その中でも(成長型)という名前がついており、ほかに(安定型)(安定成長型)という名前のファンドが用意されています。

下の表がそれぞれのファンドの配分比率を示したものになります。

国内株式 外国株式 国内債券 外国債券
安定型 17% 8% 67% 5%
安定成長型 33% 17% 42% 5%
成長型 50% 25% 17% 5%

見ていただいてわかる通り、成長型における株式の組み入れ比率が高いことがわかると思います。

二つの資産のリターンを比較したときに株式のリターンの方が圧倒的に高いため、株式が多く含まれている(成長型)がライフセレクトファンドの中では一番おすすめのファンドです。

もちろん債券が一定程度含まれているということを否定しているわけではなく、ある程度の安定性を求めている人にとっては一石二鳥のファンドなので、ぜひ投資を検討してみてください。

今まで書いてきたことをまとめると以下の通りです。

・過去の基準価額の推移が堅調
・株式が多めながらも債券を組み入れることで安定的な運用が実現

公式サイトは三菱UFJライフセレクトファンド(成長型)になるので是非ご覧ください。

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三菱UFJ<DC>外国株式インデックスファンド

 

次に紹介させていただくのが、「三菱UFJ<DC>外国株式インデックスファンド」というファンドです。

同じく基準価額の推移を載せていますが、先ほどのライフセレクトファンドよりもさらに堅調な推移をしていることがよくわかると思います。

2010年の時には10,000円ほどだった基準価額が執筆時点で4倍近くの40,000円弱までいっていることがわかるかと思います。

このファンドは日本を除く世界の主要国の株式を実質的な主要投資対象とし、日本を除く世界の主要国の株式の指標であるMSCIコクサイ・インデックスに連動することを目的としているファンドです。

MSCIコクサイ・インデックスとは世界株式の有名な指標で、アメリカが全体の60%程度を占めていて、残り40%を他の21か国が占めているということですね。

ほとんどが米国株じゃんというイメージを抱くかもしれませんが、それだけ米国株が世界の株式市場に占める規模が大きいということになります。

なぜ日本株を除くのかという話ですが、単純に過去のリターンを比較したときに日本株が大きく劣っているためです。

下の表をご覧ください。

インデックス名 累積リターン(%) 年率平均リターン(%)
年初来 3か月 6か月 1年 3年 5年 10年 15年 20年
TOPIX 6.5 0.3 6.3 29.8 5.2 10 10.9 3.4 4.2
MSCIコクサイ 23.4 5.9 23.3 42.6 15.2 17.2 16.2 8.7 7.6

TOPIXというのが日本株式市場の推移を示す代表的な指数です。

ご覧いただいてわかる通り、過去20年までさかのぼっても、TOPIXがMSCIコクサイ・インデックスを上回っている時期がないんですよね。

過去の推移が将来にわたって続いていくということは分からないですが、この数字だけを見るとMSCIコクサイ・インデックスに投資をするのをお勧めせざるを得ない感じです。

日本人である以上、日本株への投資を勧めたい気持ちですがここまでパフォーマンスに格差が生じている以上仕方ないですね。。。

また、運用コストについても低めに設定されていることも魅力です。

インデックスファンドという形式で、指数に連動するだけで運用担当者の手間がほとんどかからない形になるため安めの運用コストが設定されています。

今まで書いてきたことをまとめると以下の通りです。

・過去の運用成績が優れている
・運用コストが低位に抑えられている

公式サイトは三菱UFJ<DC>外国株式インデックスファンドになるので是非ご覧ください。

三菱UFJ<DC>J-REITファンド

 

最後に紹介させていただくのが「三菱UFJ<DC>J-REITファンド」になります。

このファンドは日本の不動産投資信託証券を実質的な主要投資対象とし、わが国の不動産投資信託証券の指標である東証REIT指数をベンチマークとし、中長期的にベンチマークを上回る投資成果をめざしています。

そもそも不動産投資信託証券とは何かという疑問を抱く方も多いと思います。

下の表に分かりやすく解説されているのでそちらをご覧ください。


(引用:三井住友トラストアセットマネジメント

簡単に言うと、日本の不動産に小額から投資を行うことが出来る仕組みがJ-REITと呼ばれています。

不動産投資を気軽に行うことが出来るというイメージを持ってもらえればOKです。

この投資の最大の魅力は安定的な配当利回りが期待できるということ。

日本の10年国債の利回りは0.1%を大きく下回る水準で推移していますが、J-REITの利回りは執筆時点で3%を超える水準で推移しています。

さらに利回りのほかにJ-REIT自体が値上がりをしているため、値上がりによる利益も獲得することが出来一石二鳥の金融商品になっています。

債券よりも利益を獲得することが出来て、株式よりもリスクが抑えられているというイメージですね。

リスクと比べた時のリターンを計測する指標に「シャープレシオ」というものがありますが、J-REITはこの指数において株式や債券を上回る実績を残しています。

ここまで良いとこばかりを紹介してきましたが、一応悪い部分も伝えておきます。

それが、コロナショック時の値下がり幅の大きさです。

上の基準価額の推移を見ていただいてわかる通り、2020年3月に大きく下落していることがわかるかと思います。

将来においてもこういった急落が発生する可能性はあるという認識を持ったうえで投資をする必要はあるでしょう。

ここまで書いてきたことをまとめると以下の通りです。

・債券よりもリターンが狙えて株式よりもリスクが低い
・安定的な配当利回りを期待できる

公式サイトは三菱UFJ<DC>J-REITファンドになるので是非ご覧ください。

まとめ

以上、紹介してきたファンドの魅力をまとめると以下の通りになります。

ファンド名 魅力
三菱UFJライフセレクトファンド(成長型) ・過去の基準価額の推移が堅調
・株式が多めながらも債券を組み入れることで安定的な運用が実現
三菱UFJ<DC>外国株式インデックスファンド ・過去の運用成績が優れている
・運用コストが低位に抑えられている
三菱UFJ<DC>J-REITファンド ・債券よりもリターンが狙えて株式よりもリスクが低い
・安定的な配当利回りを期待できる

いずれのファンドもDCで投資するのには非常におすすめなので、ぜひご自身の好みに合ったファンドに投資をしてみてください!

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